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書籍

日常、書籍、音楽にMHF。当書架では様々な雑事を扱っております。どうぞ、ごゆっくり閲覧下さい。
2011/04/20(水)17:49
~ブログ開設から431日 更新359回~


暖かくなってきて・・・なんて書いた途端に雨降りで。←
昨日今日辺りは寒さを感じた方も多いのではないでしょうか。
風雨だけでごちそうさまなのに、せっかく咲いた桜も花弁を散らせてしまいました(無散
ゆっくり見る間もなく、蕾だらけの葉桜手前に・・・(泣
こんにちは、朔です。



砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない/桜庭一樹

レポートの合間に一冊。
最近、桜庭さん→有川さん→京極さん→綾辻さんをヘビロテしてる気がするのは、たぶん気のせいではなく。←
ハードカバーまで手が回らないので、息抜きに読める単行本or文庫本率高し、です。
流石にハードカバー本を片手読みするようなマネはできません。←



感想

まずは、ものすごく後味が悪い作品だったということ。
私が読破した作品の中で、読後の後味が最も悪かったのは東野圭吾の「さまよう刃」でしたが、これは結構いい勝負。
ただ、後味の悪さの中にも浄化というか洗礼というか、カタルシスを感じさせる雰囲気があったのも確かです。
該当部分(『私』が山の中で藻屑のバラバラ死体を見つけるシーン)ではそれが顕著で、死体であるにも関わらず、それが聖遺物か何かに感じさせるような雰囲気がまた上手いなぁ、と思わされたり。

それから藻屑の障害について。
大抵の障碍者の方は、自分に障害があることを周りに悟らせないようにしますが、藻屑も同じように自分の障害を隠します。
もっとも、それがわかるのも終盤なのですが、「自分は人魚だから上手く歩けない」というように、藻屑は「自身=人魚」の方向にミスリードし、周囲も「藻屑の歩き方が変→人魚のロール」というように解釈している描写があるので、私は最後まで騙されたままでした(汗

あとは見せ方。
物語は『私』が山を登りながら過去を回想する、という形で進みますが、物語が進むたびに『私』の嫌な予感が現実になっていくような展開の仕方はすごく秀逸だと思います。
特に犬のメタファー。
かなりエグい角度からのアプローチが際どくもあり、綺麗でもあり。

そんなカンジで「砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない」でした。
将来を打開していくとか、理想を実現するとか、そういう意味では実弾を撃つことの方が大切です。
けれど、甘くてベタベタで、無力だけれど誰も傷つかない、そんな砂糖菓子のような弾丸が恋しくなることも、きっとあるわけで。
そんな時は、おもちゃのピストルに砂糖菓子の弾丸を込めて、自分の世界に反乱してみるのも案外悪くないのかもしれませんね。



MHF
結局10.0をプレイする間もなくフォワードを迎えたわけですが、復帰できる日は来るのかしら、運営さん♪(黒笑←←
もうなんか放置プレイというよりは、死体遺棄もとい不具合遺棄なカンジが。(酷
とりあえずは、いつの日か復帰できることを祈りつつ。
ではでは、この辺で。
2010/08/20(金)16:17
~ブログ開設から188日 更新195回~


暦上ではもう秋ですね。
まだまだ暑さは厳しいですが、昨日辺りは夜風が気持ちよかったり。
このまま熱帯夜も抜けるといいのだけれど。
こんにちは、朔です。


MHF。
昨日は引き続きキャラバンで色集め。
その後、ラヴィ用の装備を検討したりしていたので、取り立てて書くことが無かったり(苦笑←
基本イベントの取り残しも無いので、今週のイベクエ大量配信でもすることがないという(酷


というわけでMHFはちょっぴりお休みして、懐かしの読書ネタでも。
今回は、通算3週目となる有川浩さんの『海の底』です(多←
自衛隊3部作の1つですね。
『書籍』項目で有川率高いのは、きっと気のせいじゃないです//


大雑把なあらすじ
物語は横須賀の米軍基地と、基地内に停泊中の海自潜水艦「きりしお」を舞台に展開します。
基地の一般公開にあたる桜祭の日、突如として謎の巨大甲殻種が米軍基地に襲来。
レガリス』と呼ばれるザリガニによく似たそれは、基地内の人間を襲い、次々に喰らっていきます。

現場に居合わせた実習幹部の夏木と冬原は、逃げ遅れた子どもを伴って「きりしお」艦内に逃走。
脱出を試みながらも、子どもを交えた篭城生活は日に日に苦しくなっていきます。
そして、意図せぬ共同生活を通して、それぞれの子どもたちが抱える問題も徐々に浮き彫りに。

一方、基地の外では自衛隊、警察、そして米軍が各々の立場で鬩ぎ合いを見せます。
その間、機動隊は市民を守るために、単身レガリスとの戦闘に身を投じることに。
人間とレガリス、その存亡をかけた戦いが――始まる。


・・・と、それっぽいことを思わせぶりに書いてみたわけですが(笑←←←

読みどころ。
①「きりしお」内部でのあれこれ→6日間の篭城生活
②対策本部でのあれこれ→烏丸の采配・明石の策謀
③後日談&前夜祭のあれこれ→読んでからのお楽しみ
「艦長オォォォ―――――ッ!!」
 正直、最初の次点で感情移入が無かっただけに、前夜祭と合わせると感動が凄まじいです。


――覚えているより綺麗になった。
「初めまして、ですよね?」

うん、これはズルい。
最後にこんなの持ってこられたら・・・//
3度目なのにラストはやっぱり泣いちゃいました(苦笑←
というわけで、『海の底』勝手にレビューでした(笑
お気に止まった方は、是非ご一読下さい(礼



ちょっとずれてジアビス
アクションはKHくらいしかプレイしていないので、とにかく動かし辛い印象。
ロードも遅めで少し煩わしい感触。
あと、術技発動時に『双牙斬!』とか叫ばれるのが地味に恥ずかしかったりします・・・//

コーラル城にて。
攻略後、エントランスに『ソードダンサー』というボスっぽい方がいたのでエンカウントしたものの、数撃でK.O(酷←
・・・はい、LV20くらいまで上げてリベンジしちゃいました♪(笑←←←
この先もこんな無茶敵ばかりなんだろうか・・・(怖

ストーリーは微妙に掴めてきたものの、まだまだルーク様(←)に振り回されております・・・(汗
お話が進めばもう少し大人しくなるのかしら。
そして通常戦闘、↓+○を連打しているだけで殆ど勝てるのですが、コンボとか狙った方がいいのかな、なんて。
初テイルズですので、まだまだ不慣れです。


うん、とりあえずそんなカンジ。
MHFについては、今週はキャラバンと放置イベクエを頑張ろうと思いますので、収拾がついたら記事にしたいと思います。
ではでは、この辺で。
2010/06/08(火)19:59
~ブログ開設から115日 更新126回~


今日は今日でちょっぴり涼しかったり。
少なくとも昨日よりは確実に涼しいのに、何故か空調入ってて寒かったのです(凍
こんにちは、朔です。


帰りに書店を覗いてきて気になったのをいくつか買ってきました(嬉
今回購入したのは、
・邪魅の雫
・冥談
・√セッテン
・植物図鑑


やっぱり定期的に読みたくなる京極文学。
前回読んだのが『塗仏の宴』で、高校卒業間際くらいだったので、かれこれ3ヶ月くらいまともに読んでいなかったのです・・・(悲
それでも冒頭だけ立ち読みすると、それだけで引き込まれる世界観の構成力と文才は凄まじいな、なんて(尊

基本的に『百鬼夜行シリーズ』に代表されるような、戦後間もない昭和初期が時代背景に据えられている作品が好きなのですが、『ルー・ガルー』や『巷説百物語』のように時代が異なる作品でも、同じように楽しめる点はやはり才能ですね(苦笑
個人的に歴史的背景をネタに組み込む作家さんは、それを取っ払った作品だと内容が薄くなったりする気がするのですが、京極さんに限っては外れた事がないのです。
2作とも、時間を見つけてじっくり読み進めたいと思います♪


『√セッテン』は何となく面白そうかな?と思って衝動買いです(汗←
内容については全く知らないので、とりあえずハズレじゃないことを祈りつつ(何←


そして読み直したかった『植物図鑑』。
一冊2500円の図鑑シリーズとかじゃないのです(笑←
有川浩さんの『植物図鑑』という作品です。

高校の図書室で見かけて何気なく借りてみたのですが、物の見事に涙腺をやられました・・・(号泣
有川さんの作品は全体的に、メインテーマ+若干の恋愛要素パターンが多いのですが、恋愛メインでも十分戦えるレベルだと思います・・・(苦笑
感動のベクトルも久々に前向きな(?)と言うか爽やかなカンジで、読後はすっきりします(笑


最後にMHF。
明日からお祭ですが、韋駄天でお疲れの方はごゆっくりお休み下さい(笑何←
ではでは、この辺で。
2010/04/21(水)13:33
~ブログ開設から67日 更新74回~


予報では今週天気が崩れるような事を聞いた気がするのですが、いい天気が続いて助かります。
昨日の夜に少々降られたみたいですが、今日はすごくいい天気。
・・・若干風が強いのは、気のせいでもないけれど(汗
こんにちは、朔です。


MHFアプデを控えてちょっと緊張してますが、とりあえず学校は行かなくちゃいけないので大学です。
割と講義の間が空く事が多いので、昔読んだ本を読み返したりしてみました(懐
京極夏彦さんの作品で『魍魎の匣』という書籍です。
アニメ化や実写映画化もされているので、京極さんの作品では知名度の高い方かな、と思います。

この作品に限らず、京極さんの書籍は人物相関や事象の把握が難しいので(筆者が下手という意味ではなく、単純に扱う内容が難しく、伏線が秀逸なため)実は読み直すのが3度目だったり(笑←
2~3度読んでようやく理解できるところとか、「ここはこれの布石なのか」とか気付くところもたくさんあって、何度読んでも飽きない作品です。


とりあえず、感想。
・魍魎ともうりょうの区別(それぞれの位置付けと、作中の人物・事象との符号)
→京極さんの『百鬼夜行シリーズ』の核とも言うべき、妖怪と事件を照らし合わせる手法、非常に斬新だと思います。
『百鬼夜行シリーズ』では、事件の特性や経緯から、それに相応しい妖怪のイメージを事件自体に当てはめ、作中の人物から「憑き物を落とす」という形でアプローチされます。
 それほど多くの書籍に目を通したわけではありませんが、この書き方は京極さんにしかできないのではないかと。

・登場人物像
→各人の性格や価値観等をしっかりと設定してある反面、必要になるまでは表に出さない隠れた繋がりや親交の有無、過去の出来事など、納得のいく出し方をして尚且つ矛盾を生じさせない構成の仕方、非常に巧いです。

・書き方
→語り口は淡々としていて、傍観する第3者のような視点で語る。
その分登場人物達に語らせる言葉には非常に力があり(特に京極堂などは)一文一語から盛り上がる。

・作品同士の繋がり
→京極さんの作品同士で最も騙されるところであり、同時に意外性、想定の外からの奇襲に面白みを感じるところでもあります。
作品の特徴として、場面の切り替えや人物の入れ替わりがとても多いですが、名前を出した人物はほぼ確実に作中、あるいは他の『百鬼夜行』作品に何らかの形で関わってきます。
『魍魎の匣』には財閥の主である柴田や弁護士の益岡などが登場しますが、後の『絡新婦の理』や『塗仏の宴』にも関わってきたり、という具合に。


総括。
まず京極さんの知識量や作品の想像・構成力が半端ではないです。
作中では妖怪について語られる事が数多くありますが、これは作者が妖怪に関わる知識を自分のものにしていなければ、到底扱える内容でも量でもありません。
そして、それらの知識を事件のイメージとすり合わせる想像力。
最後に、それらを最も効果的に見せる(と同時に魅せる)構成力。
どこを取っても抜きん出ているように感じました。

それから、今までの所謂「推理もの」とは明らかに違う作品です。
単純なミステリではなく、かといって伝奇的でもなく。
強いて言うなら全く新しいジャンルの作品ではないか、と。


とりあえず、ここまで内容に付いてはあまり触れないように書いてきました。
というのは、私がこの作品について説明しうる筆力を持っていないということも勿論ありますが、それ以上に私のこの作品に対する理解・解釈を、先入観として与えたくなかったという事が大きいです。

長くなってしまうのでこのくらいにしようと思いますが、こんな拙い説明で少しでも興味を持たれた方がいらっしゃれば、是非とも購読する事をオススメします。
因みに『魍魎の匣』は『百鬼夜行シリーズ』の2作目なので、手をつける祭には1作目の『姑獲鳥の夏』からが宜しいかと思います。


なんだか久々に、随分と真面目な事を書いた気がします(笑←
MHFについては時間があれば今日、遅くなりそうな場合は明日以降に分割して掲載したいと思います。
ではではこの辺で。
2010/02/16(火)15:10
~ブログ開設から3日 更新5回~


読んでタイトルの如くです。
病気してるときは、たぶん「薬飲んで大人しく寝てなさい」が日本全国共通なわけでして。
けど眠くもないのにベッドで大人しくって、結構暇で退屈ですよね。

というわけで、最初だけいい子にして(笑
寝ていたものの、やはり退屈だということで読書に。


今回読んだのは、新海誠さんの「秒速5センチメートル」です。
友人が「これ面白いから」って言って置いていったので、なんとなく読んでみる事に。


以下、感想。

秒速5センチメートル。
タイトル見て最初の2,3ページで引き込まれました。
「秒速5センチメートルなんだって」「なにが?」「桜の花びらが~」っていう冒頭のやり取り、すごくよかった。
桜花抄と、秒速5センチメートルのラスト、線路を挟んで貴樹と明里が再開(接触してないけど)する演出、秀逸だと思います。

あとは、貴樹が一貫して明里を思い続けていたこと。

コスモナウトや秒速5センチメートル前半では、別の女の子に告白されたりくっついたりしてますが、最終的には彼女たちに「貴樹は自分ではなく、自分の向こうに見ている存在が本当に大切」なのだと気付かせる事で、物語の主軸となる「貴樹の明里を思う気持ち」に対しての伏線的要素も持ってたのかも。

(追記:あくまで主人公目線で考えた場合です。
最終章では、明里が他の男性と結婚間近だったり、貴樹→明里と明里→貴樹で、思い出や相手への執着に差があったのは、男女で恋愛に対しての考え方が違うから=物語の中で頻繁に使われる速さの概念と符合して、思い出や過去の記憶から離れていくスピードが男女で違うから、という形で理解しました)


読後は妙にしんみりとしましたが、こういう作品嫌いじゃないです。

……ごめんなさい、むしろ好きです...
ハッピーエンドよりもサッドストーリー、バッドエンド率のが高いくらい。

最初、軽い気持ちでなんとなく読み進めてしまったので、いつか腰を据えてじっくりと読み直したいと思います。

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